第8回のCSAC解剖学実習まで、いよいよ残り2ヶ月となりました。
毎度、時が近づくと事務局の緊張感は高まります。ご献体の状態は大丈夫か、輸送に問題は出ないか、天候には恵まれるか、などあり得そうな不備の事態を想像して胃が痛くなるのだが、今回はいつもに増して緊張感が高いのを感じる。
おそらく、その理由は22日に行われる前日特別講義の豪華な講師の先生方のリストだろう。色々な場面で是非ズーム中継して欲しいとリクエストをいただいているほどだ。当会の特別顧問である東京美容外科の統括院長の麻生先生と、東京美容外科の口腔外科の鶴木先生。そして特別顧問で注入治療のスティーブ・ジョブスこと新井根洋先生。またコツきり山ちゃんこと、山本崇弘先生。そしてメディアが美容外科業界のトラブルをテーマにするといつもスクリーンで拝見する後遺症診療医の朝日林太郎先生の5名による豪華な”キャスト”にお越しいただける。是非お楽しみにして頂きたい。
フレッシュ献体を使用した解剖実習で得られるメリットは果てしない。なぜなら知識+『経験』として習得できるからだ。世に出回る解剖学にまつわる書籍を片っ端から読めば知識は十分に得られるが人間が持つ感覚は本やネットでは捉えられない。血管や神経を切る音や硬さや感覚、血管にカニューレをわざと入れ塞栓が起きた時の感じなど、それもフレッシュ献体の醍醐味である。多い先生は今回で4回目の受講となる、凄まじい向上心と危険への管理意識である。私が施術を受けるならば是非こういった先生にお願いをしたい。
CSACとしてどのように意味を持つ事ができるか。もっと課題を見つけ、満足度の高い会にしたいと希望を燃やしている。