午前7時半にバスはメインホテルである『リーガロイヤル ラグーナグアムリゾート』を出発し、約30分のドライブでグアム大学に到着した。グアム大学のサイエンスビルでは本学の学生の協力もありスムーズに実習に入ることができる。実習の前日の夜18時から21時まで夕食を取りながら特別前日講義があって、当日はそれらの内容も踏まえてそれぞれにテーマを持って各自、自由に解剖学実習に挑む。CSAC-IUでは臨床解剖を行うため日々の診療に沿ったところの理解を深めることを目的とする。しかし、いざポンと投げ出されてもすぐに始められないため、ここは次回に向け改善しなければならないところと感じた。ご献体の状態はさすが。インディアナ大学医学部の厳しい基準(感染症対策等も含め)を通過しているだけに皮膚、皮下組織が生体に近い状態であった。2人で1頭部をそれぞれに研修し休憩を取りながらも気がつけばあっという間に17時半の終了時間になった。このCSAC-IUの実習は同じ部屋の中で普段交わらない他院の先生同士、自由に質問や考察をし合うことができるため効率よく情報と技術を吸収できる。指導医となった新井先生(アラガン社インストラクター)はじめ、技術のシェアをしてくださった先生方ありがとうございました。